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2020/12/21 コラム
イオニアミストプロは怪しい?!身近にある「光触媒」の技術
新型コロナウィルスに翻弄された今年2020年も年末です。
外出時のマスク着用、帰宅時の入念な「手洗い・うがい」も習慣化され、建物入り口に設置された除菌用アルコールも今や当たり前の光景になりました。
基本的な感染予防対策が徹底されるようになった理由はコロナウィルスが「新型」であること、また肉眼で確認することのできないウィルスであることに他ありません。
弊社の提供する「イオニアミストプロ」は、抗菌や抗ウィルスを「光触媒」の技術を採用した吹き付け施工としてご提案する技術・サービスです。
お客様にとってみれば、コロナウィルスの存在もイオニアミストプロの効果も、“目視確認”することができないが故に捉え所のないものであるとも言えます。“目に見えないもの”を理解することができないのは当然のこととも考えます。
そこで、本日はイオニアミストプロを身近な存在として考えてもらうため、光触媒の基本的な知識、イオニアミストプロの効果に関して一緒に理解を深めていこうと思います。
イオニアミストプロは怪しい?!身近にある「光触媒」の技術【1】
そもそも「光触媒」って何?
光触媒とは聞き慣れない言葉であると思います。まず、そもそもの歴史から紐解いていきましょう。
光触媒が初めて確認されたのは約半世紀前の日本。
毎年ノーベル賞候補に名前のあがる、東京理科大学栄誉教授 藤嶋昭さん(2020年現在)が1967年、「水中の酸化チタンに光をあてることで酸素が発生した」偶然の発見こそが、光触媒の始まりです。
1972年、イギリスの総合学術雑誌『ネイチャー』に論文が掲載された当初は光と水から作れられる水素ガスが新時代のエネルギーになる可能性がフォーカスされましたが、実験を進めていくなかで、藤嶋教授は光触媒を用いた抗菌効果・汚れ防止効果に着目するようになりました。これは、光触媒に「酸化分解能力」と水に馴染みやすい性質(超親水性)を確認したためです。
砕いてご説明すれば、光の当たった酸化チタンは、酸化反応を起こす際、ウイルスや菌などを含む有機物を分解・除去する働きを持っており、藤嶋教授はその性質を利用することに注目したのです。
イオニアミストプロは怪しい?!身近にある「光触媒」の技術【2】
例を出せばキリがない、光触媒は世界中で使われている
”雲を掴むような”話に聞こえてしまったかもしれませんが、「抗菌」・「防臭」・「防汚」・「抗ウイルス」・「防カビ」が期待されている光触媒の技術は今日、日常のさまざまな場面で活用されております。
たとえばトイレの便器でおなじみのTOTOは光触媒を応用した塗料を開発。太陽光と雨が自動的に汚れを防ぐ機能が評判となり、自動車メーカーTOYOTAの工場外壁にも塗布されました。
また、大気浄化にも強い効果を発揮する光触媒は、ダイキン工業をはじめとする大手家電メーカーから空気清浄機に活用されるほか、東海道・山陽新幹線「のぞみ号」の空気清浄機フィルターにも採用されており、大学病院の解剖室や食品加工工場など、衛生を重要視される空間に広く採用されております。
さらに言えば文化保護の視点から、世界遺産「日光東照宮」の”漆(うるし)”のコーティングや、「ルーブル美術館」入り口のピラミッド型建物などにも光触媒の技術が使われており、現在は中国上海では水質浄化のプロジェクトにも大きな期待がかかっています。
例を出せばキリがありませんが、身近な話で言えば自動車のサイドミラーや、ガラス窓などの様々な生活空間に光触媒は利用されております。
名前こそあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、光触媒は既に我々の生活に密着に浸透しており、さらなる活用が期待されている日本の最先端技術のひとつです。
イオニアミストプロは怪しい?!身近にある「光触媒」の技術【3】
テーブル スマホ まな板 にイオニアミストプロを吹き付けた実験結果
それでは、光触媒の技術で空間を清潔に保ち続けるイオニアミストプロの効果を、数字からもご説明します。
実験に用いたのは保健衛生局でウィルスや菌などの有機物の量を測定するために使用されている「ルミテスター」です。手指であれば1500以下、それ以外であれば1000以下が清潔の基準とされています。
イオニアミストプロを施工していないテーブルと、イオニアミストプロを吹きつけた同条件のテーブルをそれぞれ測定します。
施工していないテーブルの数値2123に対し、イオニアミストプロを吹き付けた直後の数値は1715。その10分後にもう一度後者を測定すると、数値は188まで減少する結果が得られました。
他、不衛生とされるスマホは2332、生の食材が置かれる”まな板”は2362の数値を測定しましたが、イオニアミストプロを施工することにより10分後にはそれぞれ65、73と、いずれも97%以上の数値まで減少を確認することができました。
イオニアミストプロは怪しい?!身近にある「光触媒」の技術【4】
インフルエンザウィルスを用いた実験で効果を立証済み
2020年が終わっても、コロナパニックが終わるわけではなく、共存する世の中になることが想定されています。
一刻も早い事態収束を願う一方で、日に日に感染者が増えている現実もあります。
イオニアミストプロは飲食店オーナー様や経営者様からご好評いただき、どんどん規模を拡大させておりますが、ワクチンでもなければ特効薬でもなく、コロナウィルスをピンポイントで完全に死滅させる効果を持つ万能薬ではありません。
しかしながら、「A 型インフルエンザウイルス」および「ネコカリシウイルス」を用いた実験では99%以上のウィルスを除去した実験結果も持ちます。
面に吹き付けコーティングすることでその面に接触したウィルスや菌などの有機物を分解することから、イオニアミストプロは吹き付けタイプの”空気清浄機”と捉えていただいてもいいかもしれません。
従業員やその家族を守るためにもイオニアミストプロの施工をご一考ください。
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